朝3時25分から
- 小林真生

- 3月24日
- 読了時間: 4分
毎朝、起床の5分前、枕元のベルが鳴る。これを予鈴とする。

3時30分、そのベルと、机の上の携帯が鳴る。これを本鈴として、携帯のアラームの音が一巡するごとに、時計のベルを止め、布団を放り、身体を起こし、梯子に足をかけ、寝床のロフトを降りるなどする。なお、一定の決まりで動くものではない。
居間の2階でアラームを止め、パソコンの電源を入れ、水回りの1階へ下る。トイレに入り、続いて顔を洗う。このとき、髭を剃る。台所に立ち、前日の洗い物の、台に置かれているものを片付ける。そして櫛を持ち、ヘア・アイロンをコンセントにつなぎ、髪を整える。小さな鏡を、台所の目線の高さの取手に取り付ける必要がある。その後、アイロンと櫛、鏡を元の位置に戻す。
階段を上がり、服を着替える。そして、2階の冷蔵庫からコーヒー豆を取り出す。椅子に座り、目薬を差す。パソコンにログインし、「小話」チャンネル収録用のプログラムを起動する。そしてモニターの情報やスピーカーの音量、マイクの位置などを整え、収録の開始できる状態にあることを確認する。ミルにコーヒー豆を入れ、挽く。そして豆の袋は冷蔵庫にしまい、粉の入ったミルを右手に、クッションの上に置かれている、洗濯物の入った袋を左手に持ち、階段を降りる。
豆を台所の調理台に置き、洗濯袋は階段の中途に置き、電気ケトルで湯を沸かし始める。沸かす間に、まず洗濯袋に、浴室に干してあるバスタオルを入れる。台所に立ち、米櫃から半合を炊飯釜に取る。
従来はここに卵を伴い、さらに1階の冷蔵庫からハムかベーコンの入った容器を取り出す動作もあったが、すでに変更されている。その際、釜に水を入れた後、上皿をのせた。上皿にはハムかベーコンを敷き、卵を割り入れるが、このとき卵黄が皿の中心に置かれるように調整しなければならない。この釜を炊飯器にセットし、炊飯とともに目玉焼きを作ることにしていたが、これは現在、後の順でフライパンを用いることに変わっている。
炊飯器の処置の後、湯の沸く前にマグカップとドリッパー、注入用のポットを並べ、コーヒーを淹れる準備とする。そして沸いた湯をマグカップとポットに入れ、前者を温めつつ、後者に入れた湯の熱さを和らげる。この間に洗濯機に洗濯物と洗剤を入れ、それを回し始める。
ドリッパーにフィルターを被せ、豆を入れる。そしてマグカップにコーヒーを注ぐ。ビニール袋を用意し、抽出後のフィルターとコーヒー粉を入れておく。
コーヒーと、空になったミルを、2階へ運ぶ。なお、ドリッパーは後に洗うことにして流しに、フィルターと粉の袋は調理台に置いておくこととする。階段を上がったら、机にコーヒーを置き、ミルは2階の冷蔵庫の上の定位置に戻す。
椅子に座り、発声準備をし、即興演奏から始まる YouTube の「小話」チャンネルの動画収録をする。この収録中に、コーヒーを飲まなければならない。時間は目安として15分とする。
録画・録音を停止したら、動画編集ソフトを開き、簡単な編集をし、書き出す。次に動画を YouTube にアップロードするが、編集中からの隙間に動画タイトルを考えることとし、ここで同時に、SNS を確認しても良い。正常に処理されたことを確認し、洗濯機の運転が終わっていれば、空のマグカップを持ち、1階へ下る。
台所にマグカップを置き、朝食用の湯を電気ケトルで沸かし始め、洗濯機から内容を取り出し、まず1階の浴室の分を干す。そして階段を上がり、2階の分も干してから、2階の冷蔵庫にある鶏卵を持ち、また1階へ下る。
調理台にフライパンと飯碗、汁椀を用意する。なお、このフライパンは食卓にそのまま出すことのできる小さな鉄板である。それに油を注ぎ、コンロで熱しつつ、1階の冷蔵庫にあるハムをひき、その上の卵を割り入れて蓋をする。卵の殻はコーヒー粉の入れてあった袋に入れる。同時に味噌汁の材料も用意し、具の乾物は椀に、味噌はフィルターに入れ、椀に湯を入れて味噌を溶かす。使ったものを冷蔵庫に戻す。そして炊飯器の飯を碗によそい、コンロを止める。食べ物と箸、箸置き、例の袋を盆にのせ、調理具やマグカップを洗う。洗い物の最後に目玉焼きのフライパンの蓋を開け、それを洗う。この流れにより、卵の黄身はとろとろの液が残らず固まるが、その中身は乾かず、ふわふわと仕上がる。
卵焼きに醤油をかけ、盆を持ち、階段を上がる。そして食卓に鍋敷きを用意し、それにフライパンをのせ、飯と味噌汁も卓に置き、袋をゴミ箱に捨てる。なお、食卓は椅子の右に置かれている作業机のサイド・テーブルとして使われるものである。そこにランプを置いて灯し、椅子に座り、食事をする。
食事後はメールやメッセージをチェックしなければならない。その後、盆に食器をのせ、台所へ下り、洗い物をする。その後、洗面台へ向かい、歯を磨き、2階へ上がる。
これを毎日、実行しなければならない。



